偽装よりも酷い、オリンピック解説者の裏切り
今日は偽装問題について考えようと思っていたけど、いろいろあって結局走れず考える時間があまりとれなかった。
バラエティ番組のやらせ、芝海老偽装、ゴーストライターよりも、個人的にはもっと酷い騙しだと思っていることを紹介するにとどめたい。
オリンピック解説者のメダルの可能性が高いかのように匂わせるあれだ。特に酷かったのは、女子スノーボード回転の解説だった。大回転で銀メダルを獲得した竹内智香選手は回転はそれほど得意でないようで予選は13位とあまりふるわなかった。一回戦で、予選4位の相手と戦わなければならず、敗戦が濃厚なのは、誰の目から見ても明らかだった。アナウンサーに勝負の行方を聞かれた解説者はこうこたえやがった。「まったく問題ないです。」解説者以外の人が予想していた通り、竹内選手は一回戦を勝つことができなかった。
私が許せないのは、解説者が視聴者のためでなく、テレビ局のために解説をしていたことだ。「視聴率上げるために、なるべく期待感もたせるコメントお願いしますよ。」みたいにプロデューサーにいわれちゃったりなんかして、ああいう発言につながっているのだろう。
解説者に問いたい、あんたの顧客は誰なのかと。
この構図は会社にも当てはまるだろう。お客さんの満足度を上げるよりも上司の機嫌とりを優先する、ことが多々見られるのではなかろうか。
果たしてあなたは偽装疑惑を一方的に責めることができるだろうか?