フットベアの思考マラソン

サブ4を目指す市民ランナーが走りながら世の中について考えたことの記録

茂木健一郎さんの提起する「予備校つぶれろ問題」を考える。アメリカをまねすりゃいいってもんじゃないでしょうが。

先日、著名な脳科学者である茂木健一郎さんが、突然のように大学受験予備校に対する怒りのツイートを連続投稿した。以下はその一部

その時は、なんでそんなに予備校に怒ってるのか、よくわからなかった。翌朝「ぶっつぶせ、偏差値入試」と題して連続投稿されて少し理由がわかった気がするので、少し長いが以下に抜粋する。

どうやら、予備校に怒っていたのではなくて、偏差値偏重教育に怒っていたらしい。予備校が全部つぶれたとしても、状況は改善しないが、それは茂木さんもよくご存知で、偏差値のメタファーとして予備校をやり玉に挙げたということなのだろう。

フットベアが気になったのは、海外の諸制度を見習って、抜本的に改革をすれば、良い方向に進むと決めつけているこどだ。

アメリカの制度は確かに個性が尊重され、一部の抜きんでた才能を生み出すかもしれないが、同時に大量のバカを生み出す制度でもある。日本の制度はその真逆だ。

夢の教育制度など存在しない。制度を抜本的に変えれば万事うまくいくというのは幻想なのだと思う。現状制度をどうやったらよくできるかを考えるの現実的なアプローチだ。

個性を伸ばす教育をすべきというのは、フットベアもおおいに賛成なので、日本教育の平均点の高さを維持しつつ個性を伸ばす仕組みが作れないかを考えてみた。

①小学4年生までは一律同じ教育。

この時期は個性を見抜く期間の位置づけ。とりあえず一通りやらせてみないと、何が得意かはわからない。

②小学5年生から必修と選択に分ける。

全員が学ぶべきレベルは必修科目で、個性を伸ばす部分は選択科目にする。選択科目の候補は、算数、理科、プログラム、作文、デザインなど。英会話とか体育は選択科目にはいらない。

③必修科目のレベルを二段階くらい落とす。

選択科目の時間を捻出するため、教える範囲を徹底的に絞る。科目も絞る。英語とか全員にいらないっしょ。

これだけでも相当な改革で、いざ実行しようとすると色々と問題が出るはず。セブンイレブンみたいに一部の店舗(学校)で試行して良さそうな策を全体に適用するのが良いと思う。(すでにやってる気もする)ただ教育の難しいところは、施策の結果が出るまで(子供が大きくなるまで)時間がかかることですね。これについては良い案思いつかないや。

今日のラン 9.94キロ 1時間0分20秒