新聞読者の進化論。インプットに偏ってはいませんか?
これは自分の経験から思うことなのだけれど、新聞の読者レベルには3段階ある。
レベル1 読んでもあまり理解できていない
社会人になって、やっぱビジネスマンたるもの日経を読まなきゃいかんだろ、とステレオタイプな意気込みから、しばらく購読していた。なんとなくわかった気になって、ふんふんと読んでいた。あとから考えるとビジネスの基礎知識が少なすぎてほとんど理解できていなかった。
レベル2 内容をちゃんと理解できる
ちょっとしたきっかけで、MBAに相当するような、勉強をすることとなった。勉強に専念するために、新聞の購読を一時期中止していた。勉強が終わり、めでたく新聞の購読を再開したところ、新聞が全然別の読み物に変わっていた。出てくる単語がほとんど理解できるので、より深い理解ができるようになっていた。俄然面白い読み物に新聞が変わってしまったのだった。しかし、この時の読み方もまだまだレベルが低かったと思う。新聞に書かれていることを、あたかも自分が考えたことのように、人に語っていた。毎日、新聞を隅から隅まで熱心に読んでいる人はここのレベルの人が多いように思う。
レベル3 自分の頭で考える
ちきりんさんの「自分のあたまで考えよう」を読んで、フットベアは新聞を読んでいる時に、ほとんど思考ができていないことに気付かされた。新聞に書かれていることに対して、「なぜ?(why)」、「だからなに?(So what)」を問い続けるようにした結果、新聞にだまされないようになってきた。新聞は事実と意見が巧みに混ざっている。その中から事実のみを抽出して自分の考えを構築できるようになってきた。
自分の知らないレベル4というのが、たぶんあるんだろうな、早くその世界にたどり着きたい。
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